SHELLY's Blog

普段思うこと、人事のことなど気ままに書くブログ

【参加レポート】Japan Job Fair 2018に参加してきました!

11月5日、7日とKOTRA(大韓貿易投資振興公社)のイベントに参加してきました。
韓国に採用関連で行くのはこれで4回目ですが、初めての釜山会場ということや、今回のイベントはニュースにもなっていたので、メモもかねてイベント概要について書いておこうと思います。

m.enewstoday.co.kr

 

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申し込みしたら誰もが参加できるわけではない!?

政府が主催しているイベントということもあり、イベント参加費は無料です。
しかも、(会社規模によりますが)渡航費の一部と宿泊ホテルを1室提供してくれます。
それだけでも日本の企業に参加してもらいたいという熱意が伝わってきます。

そこまでして日本に就業させたい理由は何か。

・韓国での新卒の就職率が著しく低く、韓国国内での就業が厳しいこと
・海外で働くならビザの取得がしやすいエンジニアかデザイナー(技術職)
アメリカなどが先進ではあるものの、ビザの取得が厳しく、簡単に取得できる日本を選ぶ(あとは距離も近いし文化も近い)

という感じのようです。

これだけサポートをしてくれているので参加したい企業も多いとは思うのですが、、日本から100社を選定するためにいくつか提出書類や条件があったりします。

企業規模や資本金などの情報や過去の採用実績なども含めた書類提出に加え、3週間ほどの求人公開からの集客数(応募数)が一定を超えないと参加できません。

当社はこのジョブフェア に2回参加しているのですが100名を超える候補者からの応募数をいただいています。

応募を締め切ってから通過者リストを出すまでの時間短く、書類選考がかなり大変ですが、ここは気合いで乗り切るしかありません 笑

 

イベント内最多の参加

これはイベントの参加数でも、面接の人数でもなく、ペパボからイベントに参加しているパートナー(社員)数のお話。

ホテル負担はツインルームまでOKですが、航空券の一部負担は1人で行っても差額が発生するので、基本少人数で参加している企業さんが多いです。
少ないところでは1人参加でグループ面接をしたり、説明会として活用している会社さんもあります。

 

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ペパボは前回7人、今回は8人で参加しており、ブースに入れる人数を超えてしまってます 笑

・現地でできる限りの面接をすること
・1回30分の面接で聞き足りない分を補足で聞けるだけのバッファを持つこと
・同時刻で2つの面接が動かせるようにすること

を考えての人数構成で動いています。
私たちは全て個人面接をしており、候補者1人に対して面接担当2人、人事1人です。
メンバーも面接のジャッジができるレイヤーなので、ある程度の人件費はかかってしまうのですが、それだけ親和性が高く、重視しているということです。

 

近い距離だからできること

ジョブフェア は福岡から毎回出展しているのですが、今回はイベント前に韓国学生とはインターンなどで来日時に接点を持つことができていました。

8月に大学生向けに「日本で就業すること」「ペパボのエンジニア」についてをお話させてもらいました。

 

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今年入社した韓国人エンジニアの経歴について話している図 

それが学校でも共有されたのか、前回に比べてアウトプットの量や志望動機などの質が上がっていたことが印象的でした。

以前は韓国と日本(ペパボ)での技術選択の違い。
例えば、韓国はものづくり文化なのでOracleJavaと日本語を教える専門学校が多く、提出されるポートフォリオもそれらが多かったのですが、「日本で働く」を意識して勉強している学生は、PHP、だけでなくRubyの勉強も積極的におこなっていたり、Lalavel、Vue.jsなど流行りの技術も取り入れ、GitHubで公開するなどしています。
また、JavaにおいてはAndroid開発に取り組む方も増えてきていることも印象的でした。
技術選定における理由もしっかり話せるので、理解力も相当あります。


「韓国人だから採用する」ではなく「良い人は国籍問わず対応する」という中で、まさに優秀な方々が揃ってきており、改めて注目 !という感じです。

 

釜山とソウル

今回のイベントは釜山とソウルの2ヶ所参加必須のイベントでした。
(5月はソウル2Days)
ソウルの人口約1000万人に比べ、釜山は約340万人であることや、観光業が多い印象から、私たちが採用したいと思っている技術者については正直釜山は少なかったです。
釜山からスタートし、中日に移動、ソウルでのイベントだったので、良い意味でのギャップがとてもありました。
中には釜山在住だけど、ソウルで面接希望を出していた方もいました。
オススメはソウル2Daysです!!

 

まとめ

勢いのあるWeb系企業さんと比べると、当社は国内での規模を広げていくことが当面の目標になり、グローバル展開については将来的な話になるのですが、日本語が話せる日本で働きたい方々の受け入れは柔軟にあります。

また、海外国籍の方の採用からその国の文化や市況を知ることも大切なので、韓国に限らず様々な国の採用を前向きに取り組んでいけたら、と思っています。