SHELLY's Blog

普段思うこと、人事のことなど気ままに書くブログ

在宅勤務で気づく場のコミュニケーションと心理的距離

わたしが所属しているGMOインターネットグループでは、1月27日から在宅勤務を行なっています。
また、2週間経過後は在宅の長期化となり、2月21日現在在宅が続いています。

www.gmo.jp

 

知ったのは1月25日。
「週明けから在宅!?」となったのは一瞬で、どちらかというと「すごい!」という気持ちが大きかったです。
グループ全体(東京・大阪・福岡。ペパボは鹿児島も)が在宅になるわけだから。
知らない番号からの電話がきてるな、と思ったら、27日から在宅を知らせる災害対策本部からの電話でした(自動再生されるやつ)

この電話(メールやアプリもあります)は、東日本大震災以降、年に1度行われている在宅訓練や、大きめな地震の時にも安全確認の通知が来るようになっています。
ちなみに今も毎日出社状況を回答するようになっています。
しっかりしています。

 

さて、実際に仕事にはどのくらい影響出ているのか。
 

仕事環境

1週目はローテーブル×ダメになるソファで仕事してました・・・辛い。

2週目はダイニングテーブルが到着したので、ここを仕事環境にしました。 

 

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奥は家のMacで、主にカレンダー表示と、MTGの時につなぐ画面として利用してます。

作業は手前の会社Macでやってます。

ひとつのPCで面接調整とか、めんどくさかったので。。

ちなみに日程調整アプリなど便利なものが増えてはいますが、通常勤務の場合はグループで管理してる会議室カレンダーがあるので、結局そこまで連携できないと使えないということもあり、利用していません。
在宅が今後も延長されたり、会議室を抑えない環境になったら検討かな、という感じです。

延長コードもウォールナットで統一させました。
コードは長いのでクリップでまとめてすっきりと。
(作業用テーブルじゃないから見せっぱなしになってしまう・・・)

会社PCの隣には社用携帯と4週目から在宅でも検温が必要になったので体温計。
最近は基礎体温を少しだけ下回っている日々です。

そして今はここにAlexaを引っ越しさせました。
MTGを忘れないようにタイマーかけたり、たまに音楽かけたりしてます。

 

面接

エンジニアやデザイナーなどは在宅勤務への適応度は高いと思うのですが、バックオフィスもほとんどのメンバーが在宅しています。

わたしは採用担当なので、「面接周りどうするの?」問題があったのですが、意外とこの点はいまのところ大きな問題にはなっていません。

なぜならもともとリモートワーク化のための準備をしていたからです。
候補者の方のインターネットリテラシーも高いということもあり、面接でも困ったな、ということはなく、内定承諾までもらえています。
これは多分、わたしがエンジニア採用だからということも大きいかと思います。
ただ、この在宅の間にエンジニア以外の内定も出ているので、もしかしたらいけるのかもしれない・・・!
当社の場合、オフィスで面接はしておらず、グループ共有の面接スペースを利用しているので、オフィス写真などをあとで送ることなどで解決ができそうです。

どちらかというと、採用周りよりもブログを出すときの写真撮影ができない!とか
広報的な感じでした。

説明会もすでにオンライン説明会を行なっているので、今回特別ということもなくスムーズに終えられました。

 

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心理的距離の近さ

これ、共感してもらえる方は多くないと思うし、わたしも福岡に来ていなかったら感じなかったことだと思うのですが、普段から、チームメンバーとやりとりするときはビデオ会議で進めています。
HRという大きなくくりでは、仲間はいるし、コミュニケーションは取るのですが、現場の話、プロジェクトの話を行う採用担当は福岡ではわたしだけです。
なので、東京のメンバーと話すときは会議室を抑えてビデオ会議して、時間になったらすぐ切らなくてはいけない・・・となり、ハードルは少し高めになります(会議室不足問題)

これが在宅になると、相手の時間が空いていれば、その場でURL発行してビデオ会議が始められるので、いつもより距離の近さを感じます。

また、普段だとカレンダーに入っている予定外で打ち合わせや離席ということが多く、Slackなどでの反応が遅いということがあったりするけれど、在宅だと基本みんなPCに向かって打ち合わせします。
なので、必然的に反応が早くなり、これも距離の近さを感じます。

普段の口頭の会話がSlackに集約されていくので、情報の共有感だったり、発信量が多くなったり(これは雑談含め)、個人的には嬉しいポイントでした。

 

意識していたこと

Slackのやりとり、ビデオ会議のやりとりはなんら変わらないので置いておきますが、意識していたのは「出社するときと変わらない、いつもと同じ環境」を作ること。
もちろん家なので家にあるPCで、家にある机と椅子で仕事をしなければならないのですが、「化粧をすること」も毎日ちゃんとしていました。

在宅だし、ビデオ会議も顔を出さなければいいといえばそれまでなのですが、緊急体制で在宅になっているんだから、いつでも出社できるように、いつでも外部の方とMTGや面接ができるよう、意識していました。

これも通常勤務に戻ったときにハードルが上がらないように。
行くのがいや、とか面倒、とかにならないよう、できるだけいつも通りを心がけるようにしています。
このおかげでほぼ会社と変わらない状況になっています。

他メンバーはこの在宅を機に肌の調子を整えたい方もいて、肌断食中だったので、それでも画面にうまく映る方法を考えてsnapchat(スナチャ)を取り入れるなどしてました。
こういう場でスナチャを使うことになるとは、、、若者を味わいました。

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あと一つ、どうしても在宅だとプライベートの時間(ランチや終業後)が曖昧になってしまうので、仕事じゃない時間は仕事用PCを必ず閉じていました。

結局家のPCやスマホでもSlackはみれてしまうので、work as life ですが、心持ちは違います。 

 

場のコミュニケーション

在宅になることで、なかったことがこれだな、と感じました。

先述のように、チームメンバーはみんな東京。
もちろん、福岡オフィスの座席の前後には管理部門の仲間たちがいますが、頻繁に話すことはないので、結構黙々と仕事をしがち。

会話はなくても、隣に人がいる温度感だったり、雰囲気っていうのがあります。
「忙しそうだな」「体調悪そうだな」「楽しそうだな」というものや、タイピングの速度、圧(笑)など雰囲気から感じるものってあると思うのですが、それが場のコミュニケーションだなって思っています。

どうしても一人だと音がない環境で仕事するので(音楽や外の工事の音などはあるけれど)、会話の音が自分と直接ではなくても、その声がコミュニケーションの一つとして形成されてるんだな、と気づきもありました。

 

結論

そこまで問題なく、順調にやれてます。

もちろん対面での説明会や選考が制限されることや、契約書などで実印が必要な場合などがあり、必要に応じて上長の許可の上出社することもあります。

状況に合わせて準備していたものが変わったり、考え直さなくてはいけないものもあります。

けれど、どれも(語弊があるかもしれませんが)「どうにかなる」ものでした。
これも、みんなが「置かれている状況に前向きである」ということが影響されているんだと思います。

困ったことがあってもMTGで話し合う、調整する、良い方向を考えていくっていうことができていて、よりチーム感を感じられている気もしています。

出張が無くなったりして、対面で久しぶりの方と会えない寂しさなどはありますが、事態が収束したら、思う存分出張したらいいし、会えばいいや、という気持ちです。